こんにちは。

女性の未来の働き方を創造する

永金(@sachika072)です。

以前、日本人の20代女性起業家についての記事を書いたのですが、

今回は視野を広げるために世界の20代女性起業家を取り上げます。

モチベーションが高まる成功例や彼女たちの成功の秘訣についてみていきましょう!

海外で活躍する20代女性起業家の成功例

「NextGenVest」創業者 ケリー・ピーラーさん

ケリー・ピーラーさん

1990年代半ば~2000年代に生まれた「Z世代(ポスト・ミレニアル世代)」と呼ばれる人たち。

Z世代はもうすぐ大学を卒業し、社会人になっていく世代です。そんな彼らに襲ってくるのは「学生ローン」

アメリカの学生ローンの負債総額は1兆4千億ドル(約160兆円)とかなりの大金なのが現状です。

一方で、学生が申請していない毎年27億ドル(約3060億円)にものぼる奨学金があるのです。

その奨学金に1人当たり約37000ドル(約420万円)の負債額をもつ学生をつなぐことができれば勉強熱心な学生を救うことができ、

アメリカの経済にも好影響となるというアイデアから

ケリーさん(29)はZ世代の大学生に向けて無料で24時間奨学金などの複雑なプロセスを気軽にSMSでアドバイスを受けることができるサービスを立ち上げました。

ケリー・ピーラー
ハーバード大学を卒業後、10年よりJPモルガン・チェースでアナリスト、インベスターとして勤務。同時に、イラクで起業家を育てる非営利団体「BusinessAcross Borders」を運営していた。13年カウフマン財団のグローバル・スカラーシップ。14年に「NextGenVest」を創設。18年Forbes 30 Under 30 に選ばれる。

【引用】ForbesJapan

ケリーさんは起業する以前は金融の世界で働き、学生ローンの課題の大きさに気づきました。そしてZ世代が気軽に使えるSMSを介した「マネー相談」という今までにないプラットフォームを構築されました。

今までになかった「学生のためのマネー相談サービス」

起業された理由は、「世界を変えたいと思っている学生に情熱を持って社会進出して欲しいから」という、学生ローンのせいで若者の可能性を潰したくないケリーさんの熱い思いが伝わってきます。

NextGenVestのHPはこちら

「Bumble」創業者 ホイットニー・ウルフさん

ホイットニー・ウルフさん

Bumbleという「出会い系アプリ」を立ち上げたホイットニーさん(27)。

実は起業前は巨大出会い系アプリ「ティンダー」のマーケティング部長を勤めていた経歴があります。

しかし、そこで深刻なセクハラによって退職を決意。自ら「Bumble」を創業し、ユーザー登録者数2200万人を突破。見事な急成長を遂げて成功を果たしています。

ホイットニー・ウルフ・ハード
28歳。出会い系アプリBumbleを14年に創業。推定企業価値10億ドル以上の同社の株を20%を保有する。フォーブス誌が選ぶ17年の30アンダー30の女性代表として表紙を飾った。Bumbleの登録者は2200万人で、4600万人のティンダーに攻撃をかける。

【引用】ForbesJapan

今までになかった「女性のための出会い系アプリ」

出会い系アプリの市場は非常に競争相手も多く厳しい中、「Bumble」が成功した秘訣は女性のためのリンクトインを構築したためです。

これまでは男性からのアプローチが当たり前だった出会い系アプリですが、ホイットニーさんは「人々は恋人探しだけでなく人との出会いや人とのつながりを求めている」ということに気付いたそうです。

そこでBumbleのルールとして、マッチングが発生したらまず女性のほうから最初のメッセージを送らなければならないというルールがあります。

さらに時間内にメッセージを送らなければマッチングは消えてしまいます。

2016年には「Bumble BFF」という新機能をデビューさせ、女性たちが異性ではなくビジネスの仲間や友人と知り合える手段を与えました。

また、最近では「Bizz」という機能を追加し、リンクトインのようなビジネスネットワークの領域に進出しています。

バンブルの使い方は基本的にティンダーと同じです。ユーザーは気に入った相手を男女ともにスワイプをしてマッチングを試みます。

しかしバンブルの場合は、マッチングが成功しても24時間以内に女性のほうからチャットを始めなければ、マッチングは無効となってしまうのです。ここの部分で、女性が主導権を握ることができます。

ホイットニーさんはフェミニズムの時代に合ったアプリとして、Bumbleを育てています。

ホイットニーさんが働く上で大切にしていること

ホイットニーさんが普段から心がけていることとして、「他人からの意見ではなく、自分が心から望むことを大切にしている。」のだそうです。

それをすることが『大好き!』と思えて、この世で一番熱中できることを見つける。知らない世界に入り込むのに、臆病になる必要なはい。

「もし何かワクワクすることがあったら、そこに飛び込んで思いっきり夢中になって。そうしながらミスをして自信をつけていくことが大切!」

【引用】世界が注目する20代&30代女性CEOに聞いた「成功のカギ」

Bumbleの公式HPはこちら

「The Honest Company」創業者 ジェシカ・アルバさん

ジェシカ・アルバさん

「ファンタスティック・フォー」「キラー・インサイド・ミー」で活躍された女優のジェシカさん。

有害な物質を使わないベビー用品を販売する「The Honest Company」を創業し、経営者としても活躍されています。

起業されたきっかけは彼女ご自身の妊娠でした。

子供の頃体が弱く、さらに重度のアレルギーに悩まされていたジェシカさんは自分の子供には同じ経験をさせたくないという思いから、安全性の高い製品を市場で探したそうです。

しかし、残念なことにそのような信頼できるベビー用品がないことに気付き、世の全てのお母さんの為にも信頼できる原料・素材を使用したベビー用品を作ろうと思い立ったのが起源なのだそうです。

The Honest Companyの公式Instagram

最初から成功したわけではなかった

The honestの商品であるオムツ(ハロウィン限定デザイン)を履いて遊ぶ子供達

「女優」という看板が起業の手助けになったのかと思いきや、実はそうではなかったようです。

「女優だからといって成功できるのか?」とバカにされたこともあり、最初は全く資金調達ができなかったのです。

実際2年をかけて投資家からの資金調達を受け入れてもらえることとなり、起業にこぎつけたそうです。

彼女が全く努力せずに成り上がってきたわけではありません

膨大なリサーチと研究、人々からの意見をもらいながら地道な努力を経て今のジェシカさんがいます。

母親として、女優として、経営者として日々奔走されています。

コスメブランド「Honest Beauty」事業も拡大

「安心安全な商品」の観点から、大人向けのコスメライン「Honest Beauty」が誕生しています。

実は妊娠中のママさんは、

  • 髪は染めないほうが良い
  • マツエクはつけないほうが良い

など様々な注意事項があることを知っていましたか?

その理由は、もし赤ちゃんに何らかの影響があったとしても全て自己責任になってしまうからです。

そうでなくても、妊娠中の肌に触れるもの全てに敏感になりますよね。そこに焦点を当てて開発されたのが「Honest Beauty」です。

年商3億まで会社を成長させたジェシカさんの成功アドバイス

これまでファッション雑誌や男性誌で引っ張りだこだったジェシカさんが、現在はビジネス書の表紙を飾る人物となっています。

女優という立場でありながら、自分の経営している会社をここまで成長させた女性は極めて稀です。

そんなジェシカさんの成功のアドバイスは、先を見据えた計画を立て、決してあきらめないです。

私はエンターテイメント業界でかなり若いうちから随分稼ぎ、それを貯めてきました。20代の頃は特に、クリエイティブな仕事よりも、できるだけ稼げる仕事を選んでいました。女優の仕事でずっと稼ぎ続けることは難しいと分かっていたからです

【引用】ForbesJapan

The honestの公式HPはこちら

海外で起業した日本人女性の成功例

最後に、海外で活躍されている日本人の女性起業家を少しご紹介します。

「マザーハウス」創業者 山口絵理子さん

山口絵里子さん

山口さんは、「1ドル、2ドルのものを大量に作るのではなく、途上国から世界に通用するブランドをつくる」

という理念のもと、人口の75%は1日2ドル未満の生活を余儀なくされている「アジア最貧国」のバングラデシュで取れる「ジュート」という素材を使ったバッグを販売する「マザーハウス」を設立しました。

バッグのデザインも1から学び、現地の自社工場も1から作り上げました。

その過程の中で裏切られたり、上手くいかなかったりと様々な失敗や挫折を山口さんは味わっています。それでもめげずにマザーハウスを構築された、その圧倒的な行動力と根性は誰もが見習うべきものです。

マザーバッグの商品

山口絵里子
1981年、埼玉県生まれ。小学校時代はいじめに遭い不登校となる。中学時代は、その反動で非行に走るが、柔道に出会い更生した。埼玉県立大宮工業高等学校時代は「男子柔道部」に唯一の女子部員として所属し、全日本ジュニアオリンピック第7位にまで上り詰める。高校卒業後、慶應義塾大学総合政策学部にAO入学。大学4年の時、米州開発銀行でのインターンを経験。インターネットで「アジア 最貧国」のキーワードで検索してバングラデシュに興味を抱く。実際にバングラデシュを訪問し、貧困や汚職といった現状を目の当たりにする。バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程に入学。在学中三井物産のダッカ事務所にてインターンを経験。2006年に株式会社マザーハウスを設立、代表取締役社長に就任。2012年、国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献したとして、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれた。

【引用】Wikipedia

バングラデシュで働くマザーハウススタッフへの福利厚生

山口さんは、自社工場をスタッフにとっても安心で安全である職場にしようという思いから、「健康診断」を全社員対象に会社の経費として全額負担して行っています。

健康診断という概念がないスタッフの方達は、最初とても戸惑っていたそう。注射で泣き出す女性もいたようです。

健康診断が終わった後、何も異常がなかったことにきゃっきゃと喜んでいる姿がとても愛おしかったと仰っています。

他にも、託児所制度を取り入れたり、給与水準をバングラデシュ の平均より高めに設定するなど、スタッフの家庭環境を配慮したバングラデシュでは1番と言えるであろう福利厚生を提供されています。

山口さんが語る「海外で勝つ為には」

山口さんがこれまで海外で経験したことを振り返って大切だと思うことはどんなことでもいいので、世界共通で「武器」になるものを作っておくことだそうです。

海外に出ると特に、限られた時間でアウトプットを求められます。私で言えばデザインや商品開発だし、副社長の山崎ならファイナンス。そういう自分の武器を持っていないと相手にされなくなってしまいます。自分の売りになるものを磨かずに、どうしたらいいのか悩んでしまっている人が多いように思うのですが、どこに行っても「何ができる人ですか?」ということは問われます。悩むよりまず、自分の市場価値を高める武器を磨いておくことが大切です。

【引用】マザーハウス山口絵理子「私の輝ける場所の探し方」|世界を舞台に挑戦するために必要なこと

いつか東京、ミラノ、パリ、ニューヨーク、颯爽と歩く女性がもっているかわいいバッグの中に『Made in Bangladesh』のラベルがある、そんなワンシーンの実現に人生の全てを賭けたいと、今日もマザーハウスの成長に向けて邁進されています。

マザーハウスの公式HPはこちら

世界で活躍する女性起業家が成功した秘訣とは

いかがでしたでしょうか。世界に視野を広げると、様々な分野で新しいサービスや価値を生み出し、成功されている女性が存在します。

彼女たちに共通する成功の秘訣を見ていきましょう。

誰かに助けられていることを忘れない

成功は決して1人で成し遂げることができません。しかし、そういった普段当たり前のスタッフのサポートやフォローに対して雑な対応をすることはNGです。

他の人が一生懸命協力してくれ、一緒に喜びを分かち合うことが大切であり、いつになっても感謝の気持ちを忘れずに進んでいきましょう。

ビジネスをしていると多くの人が利益を考え、『人』と働いているということを忘れがちです。

相手がどんな人間で、どんな価値観を持っている人なのかということを見つめるのが非常に大切です。

失敗を恐れず成長を熱望せよ

これまで紹介した起業家の方々も、全員最初は苦難の連続だったと言っています。しかし、そのどん底時代が会ったからこそ今の輝く彼女たちがいます。

経営に失敗はつきもので、特に起業当初はさまざまな壁にぶつかるでしょう。しかし、

「この失敗が成長に繋がっているのだ」と失敗を恐れず挑んでいく気持ちを大切にしましょう。

また、成長を熱望することも重要です。たとえ周囲から批判を浴びたとしても、素晴らしい意見がもらえたと思えることができれば、それはあなたの成長に繋がります。

彼女たちの成功の秘訣を参考に、毎日前進することを意識して自分の人生を歩んで行きましょう!

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