こんにちは。

女性の未来の働き方を創造する

永金です。

皆さんはインスタグラム発のブランドと聞いて、思いつくブランド名はありますか?

素敵なアパレルブランドを見て、私もインスタ発のアパレルブランドを立ち上げたいなと思ったこともあると思います。

そんな風に思っている方も、実は簡単にアパレルブランドを立ち上げることが可能になりました。

立ち上げ方の詳しい記事はこちら↓

立ち上げてはみたいけど、実際どのような売り方や見せ方をしていくべきなのか?

今日は現状と今後のアパレル業界の課題を見ていきながら、インスタグラム発のブランド事例を参考にあなたのブランディングに活用していきましょう!

インスタグラムでアパレル起業できる時代!

2018年にインスタグラムからECに直接飛ぶことができる「SHOP NOW」が日本に上陸したことにより、各アパレルブランドはより一層インスタグラムのアカウント運用に力を入れています。

SHOP NOWとは?

「Shop Now」は、Instagramの投稿で気に入った商品を見つけた際にわざわざサイトを別ブラウザで開くことなく、Instagram上のオーガニック投稿(広告以外の通常の投稿)から直接詳細ページへ飛べるというものです。【引用】【要チェック】Instagramに新機能?! Shop Nowとは

 

個人で商品を販売することができるサービス「BASE」もインスタグラムと連携するシステムを導入し、インスタグラムにアップした商品にタグ付けをすれば、そこから購入ページに飛べるようになりました。

インスタグラムでのアパレルマーケティングがどんどん簡略化されている中、インスタグラマーによるアパレルブランドが若者から絶大な人気を誇っています。

そのようなインスタ初のブランドを「ネオ・アパレルブランド」といいます。

アパレル業界の課題

先述した通り、デザイナー職などの専門知識がなくても起業ができる時代になりました。

簡単に起業ができるようになったものの、業界の低迷を見ているとアパレルに参入することには抵抗があるかもしれません。

そこで、アパレル業界の課題について見てみましょう。

若者のファッション離れ

現代の若者が1番節約したいものとして「ファッション」が1位になっています。

しかし、市場を見ていると若者のファッションセンスは高まっていると思いますし、ファッションへの関心が薄れてきているとは思えません。

若者は洋服以外にお金を使うようになっただけであり、ファストファッションの台頭によって洋服の平均単価が大幅に下がったことも要因としてあるでしょう。

さらに、現在の若者はファッションだけでなくライフスタイル全体のデザインに魅力を追求しているようです。

例えば人気アパレルメーカーのベイクルーズは、アパレルだけではなく飲食業にも参入しています。

「インスタ映え」するインテリアデザインやフードメニューを提供し、若者から絶大な人気を集めています。

ベイクルーズのように、アパレルに固執せず様々な事業に挑戦していくアパレルがどんどん成長していくことができると言えます。

次世代のネオ・アパレルブランドを目指そう

先述した通り、これからはアパレルだけに固執していては成長が見込めない時代に突入します。

市場の変化に素早く対応し、チャレンジしていくことが重要となっていきます。

そしてアパレル業界が今後より注力しなければならないのは、インターネットなどのテクノロジーを駆使することです。

これまでは店舗ビジネスで成り立っていたことで、意外とテクノロジーに疎いことが現状です。

逆にインターネットを上手に活用して商品を売り出しているブランドは注目を集めることができ、成長しているのです。

それは個人で起業したブランドも同じです。

ファッションだけで考えるのではなく、私たちの「生活」をデザインする感覚でファッションを捕らえるべきなのです。

その洋服を着た先のその人のライフスタイルがイメージできるような提案が重要となっていきます。

市場の変化に対応し、テクノロジーを上手く掛け合わせることができるブランドが次世代のネオ・アパレルブランドとして活躍していくでしょう。

インスタグラムで起業したネオ・アパレルブランド事例5つ

実際に今どんなネオ・アパレルブランドが誕生しているのでしょうか。
詳しく見て、あなたのアパレル起業のアイデアとして参考にしてください。

健康的な消費の為に「foufou」

【出典】foufou

アパレル業界といえば、過酷な環境で大量生産を迫られ、対等の賃金すら支払われていないというイメージがあるかもしれません。

そんな課題を全て払拭し、小ロット、高原価率で生産されています。

適度にお洒落で
適度に使い勝手のよく
適度な価格の服に文脈を持たせ、
提供する人達の暮らしや消費を変えるブランド

【引用】foufou

という理念のもと、販売場所はオンラインのみ。

在庫情報や商品情報は公式Line@のみからの配信に徹底されているビジネスモデルは、まさにネオ・ブランドの台頭者です。

Instagramではライブ配信で商品の紹介をしていたり、ファンと身近に交流ができるように活動されています。

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foufouのマール コウサカさん(@foufou_ha_fukuyasan)がシェアした投稿 -

その洗練された丁寧なデザインとデザイナーであるマール・コウサカ氏の洋服に対する情熱が今時の女性の心に刺さっています。

foufouの公式HPはコチラ

昔と今がミックスされた「RANDEBOO」

ディレクター SEIKAさん

2016年9月よりスタートしたインスタグラム発のRANDEBOO。プロデューサーであるSEIKAさんは、12歳から18歳の6年間芸能活動をされてました。

モデルとして服を着てキラキラ輝くのではなく、兼ねてから好きなお洋服のプロデューサーとして輝きたいと思い、自分の服を全て売りさばいたお金で"RANDEBOO"を設立されたそうです。

RANDEBOOに関わっているスタッフのインスタグラムのフォロワー数は1万人以上。

個の発信力を軸に20代女性の心を掴む洋服を提供されています。

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RANDEBOO公式HPはこちら

海外リゾートな世界観を味わえる「sea of rose」

ディレクター Natsuさん

学生時代に渡英しアート・グラフィックを学び、現在はアートディレクター・ブロガーとしても活躍されているNatsuさんが立ち上げられたアパレルブランド「sea of rose」。

ブランドコンセプトは女性が旅をして、ほんとうの自分を解放し、地球と踊るためのワードローブ。

Natsuさん独自の世界観に魅了されるファンが多く、Natsuさんのお洒落なライフスタイルに憧れを抱くファンも大勢います。

sea of roseの新作が発売されたとNatsuさんがインスタグラムで発信するとすぐに完売してしまうほどの勢いです。

インスタグラムにUPされる1つ1つの商品写真や動画にNatsuさんの世界観が上手に込められており、商品の魅せ方がとても勉強になります。

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ファッションもSNSも楽しむ女の子に届ける「Juemi」

ディレクター 滝口樹理さん

ディレクターの滝口さんが自らアイコンとなって人気を博している「Juemi」。

海外で商品を買い付け、日本で販売した経験がJuemiの原点だそうです。

滝口さんがInstagramで発信する際にこだわっているのは、商品はシーンと商品をあわせて提案すること。

 

滝口さんはオンライン上だけではなく、オフラインでもファンとの交流を大切にされており、POP UPショップを頻繁に展開されています。

「SNSフォロワーの方とも実際にお話しして、その存在を実感できるのはリアルショップならではですよね。ときには、『あの方が来てくれたから、こんな商品を作ってみるのもいいのかも』といったようにお客様の顔が浮かんで、アイデアがわくこともあります。正直なところ、売り上げだけを考えるのであればSNSとECだけで十分。ポップアップをやるのは、そういう声を聞きたいからです。」【引用】20歳女性が立ち上げたInstagram世代ブランド「juemi」が支持される理由

次世代の女性のライフスタイルを提案するJuemiに今後も注目です。

 

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Juemiの公式HPはこちら

ヘアメイク講師のライフスタイルブランド「TRUNC88」

ディレクター 佐野真依子さん

TRUNC88は、約27万人のフォロワーを保有するインスタグラマー佐野真依子さんがクリエイティブディレクターを務めるブランドです。

もともとは美容専門学校「BLEA」のヘアメイク講師として活躍され、ハイセンスなファッションや世界観にファンが多数増え、現在ではインフルエンサーとしても活躍されています。

ブランドコンセプトは「毎日のスタイルに一つ取り込むことで、なりたい私を叶える。ヘルシーで自由なスタイルを提案するライフスタイルブランド」

アパレルだけではなく、雑貨やアクセサリーなども比較的安価で提供されており、佐野さんがインスタグラムで商品を紹介するとあっという間に売れてしまうほどの影響力を誇っています。

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TRUNC88の公式HPはこちら

リアルパリジェンヌが提供するブランド「Rouje」

ディレクター ジャンヌ・ダマスさん

海外インスタグラマーの紹介です。99万人のフォロワーを誇るジャンヌさん。

14才の頃に始めたブログが話題になり地元の人気者に。友人の母親がデザイナーだったこともありモデルエージェンシーからお声がかかる存在になったそうです。

ファッションは完全に独学で学び、インスピレーションの源はパリを歩く女性たち。

実際、Roujeの商品にはパリの世界観がふんだんに込められており、日本女性の心を捕らえています。

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ベイクルーズグループのブランドであるIENAがRoujeのアイテムをセレクトしているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

アパレル業界の今後の課題

今後、アパレルはどのように変化していき、私たちはどのように対応していくべきなのでしょうか。

デジタルシフトは免れない

かつては百貨店で洋服をじっくり選ぶことが人々の楽しみでした。

しかし、今後は店舗ではなくデジタルの世界で買い物を楽しむ時代です。

ZOZOTOWNがZOZOスーツを開発したことで、店舗に行かなくても安心して購入できることが可能となりました。

インターネットの中で買い物を完結させる若者が大半を占めるようになりました。

ZOZOスーツとは?
お客様の体型サイズを正確に計測するために開発された、計測用スーツです。ZOZOSUITを着用後、専用スタンドにスマートフォンを立てかけて、ZOZOTOWNアプリの音声ガイドに従って時計回りに少しずつ回転しながら1周12回の写真撮影を行うことで、体型サイズの計測が可能です。【引用】ZOZOSUITについて -ZOZOTOWN

今後大事になってくるのはインターネットで完結しやすい仕組みを作ることです。

例えばお客様がわかりやすいようなサイズ表記や体型別の着用イメージが分かる機能を導入するなど。

EVERLANEというブランドは、店舗をお客様の試着目的のためにだけ構え、購買はECで済ませるという在庫リスクを背負わない方法で販売しています。

2010年に設立されたエバーレーンは、オンライン発のSPA(製造小売り)ブランドだ。最初から大規模な店舗開発や卸売りをせずに、インターネットを通じて直接消費者に自社開発の商品を届ける手法で市場を席巻している。

エバーレーンとは?

世界中にある素材の産地・生産地と付き合い、自ら商品をデザインし、開発し、オンラインで商品を販売する。商品を出すタイミングや季節は、従来の商習慣にとらわれず、小ロットで売り切る。ソーシャルメディアを効果的に使い、世界観を伝えることで、多くのファンを虜にしている。基本的に「売る」ための店舗は持たず、中間マージンを省けるため、その分、高品質の商品を手ごろな価格で消費者に届けられることが特徴だ。【引用】ファストリが恐れる米アパレル「エバーレーン」

 

これまでの常識を破壊して、デジタルと掛け合わせた新しいアパレルの供給方法を編み出していくことがポイントでしょう。

インスタ発のネオ・アパレルブランドで失敗しないブランディングを

いかがでしたでしょうか。

今回、5つのインスタ発のネオ・アパレルブランドをご紹介しましたが、このブランドに共通するのは、ディレクターの世界観がしっかり表現されていることです。

商品をライフスタイルの中に落とし込み、その商品を身につけることでどんな気分になれるのか。

そこまで考えて魅せていかなければ、お客様を魅了させることはできません。

しかし、個人の発信力さえあれば自分のアパレルブランドが簡単に立ち上がる時代です。

アパレルをやってみたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ様々なツールを駆使して自分のネオ・アパレルブランドを立ち上げましょう!

実は、私もPaintoryというアプリを使って、Atlas Apparelを立ち上げました!

実際にやってみると商品1つを作成するのが本当に簡単です。

自分の好きなロゴやデザインを画面上でどこにプリントor刺繍にしたいかを決めるだけ。

あっという間に出来上がってしまうので、自分のアパレルブランドをプチ起業してみたい方はぜひ挑戦してみてください^^

挑戦してみたいのに挑戦しなかったら、その後、無自覚でも味気ない気持ちが残る。それが積もり積もると、生活自体が消極的で空虚になってしまう。

「私も自分のブランドを立ち上げたい」と思ったら、やってみるべきだ。いや、やってみないといけない。

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