
近年、国内外問わず、様々なスタートアップ企業が誕生し、社会を変えようとしています。
引用:投資中国、清科研究中心、NVCA Yearbook 2017、Crunchbase、CBInsights、JVR、ユーザベース/BPJ
Business produce journalによると、中国のベンチャー投資額は世界でもトップレベルを誇り、アリババを始め様々なイノベーション企業が輩出されています。
一方、日本はベンチャー投資額も少なく、イノベーション企業の輩出も極めて少ないのが現状です。
「イノベーション」とは何でしょうか?
単語はよく聞いたことはあっても、具体的に説明しようとすると、的確に言えない人がほとんどだと思います。
さらに、「イノベーションを起こせる人=会社で人事評価が高い人」とは限らないのが現代の特徴です。
この記事では、「イノベーション」の理解と、それを起こすための方法について書いていきます。
目次
イノベーションとは?
まず、イノベーションとは消費者が認知していない問題を解決することを指します。
イノベーションとは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」のこと。一般には新しい技術の発明を指すという意味のみに理解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。【引用:Wikipedia】
ウィキペディアには、上記のように、物事の「新しい」ことを強調していますが、これは消費者が気付いていない、潜在的問題を解決することと言い換えることができます。
そして、近年では技術を使った革新的な仕組みをイノベーションと思いがちですが、上記の通り、技術以外の分野でもイノベーションは起こすことが出来るのです。
また、すでに消費者が気付いている問題を解決することはリノベーションと言います。
イノベーションを起こすための方法3つ
では、具体的にイノベーションを起こすには何が必要なのでしょうか。ここからみていきましょう!
新しい現実を見よう
あなたは普段から、新しいニュースや出来事を追っていますか?
イノベーションを起こすためには、まずあなた自身が「新しい現実を見る」ことが不可欠です。
今日では、SNSやニュースアプリを開けば簡単に最新のニュースに触れることができます。
ビジネスの先端を行く人たちは、情報収集についてこのように語っています。
幻冬社 箕輪さん:「圧倒的なアウトプットのために情報を得る。情報を得ることを目的にしない。」
はあちゅうさん:「毒になるものは見ないことと、情報を摂取しただけで終わらせず、ちゃんと人生に役立てること。」
NewsPicks編集長 金泉さん:「自分がどの情報を取捨するか。自分と異なる意見、理解に努力と教養を要する情報に触れて、情報のコンフォートゾーンから抜け出すことが大切です。そのために心がけることは、良質な書籍を読むことだと思います。」
【引用】R25
会社のトップの人が、時代のトレンドを追いかけてないわけがありませんよね。
例え会社の組織の中の1人だとしても、新しい現実を見ることは人生を豊かにしますし、ワクワクします。
「今の世代は」とか「私には関係ない」という考えは排除し、好奇心を持って新しい現実を追っていきましょう。
新しい問題を引き出そう
「新しい現実」をそのまま読み過ごすのはもったいないです。
その新しい現実から問題を引き出してみましょう。
例えば今、シェアリングエコノミーが話題になっています。
シェアリングエコノミーを活用した企業には、「Airbnb」や「Uber」「メルカリ」など、たくさんのベンチャーがその名を挙げています。
このようなビック企業が生まれた背景には、「持て余した部屋の活用」、「車を持たない若者が格安でタクシー利用できる」「空き時間に自家用車で稼げる」「家に眠っていたものを、必要な人に譲る」などといった、隠れた問題を解決できたから、ここまでの成長を遂げました。
このように考えると、日常に潜んでいる新しい現実を見て、そこから問題を引き出さなければ、イノベーションを起こすことは難しいでしょう。
ほんの小さな問題でも構いません。
そこからアクションを起こすことも素晴らしい1歩です。
新しい問題を解決する人材になろう
そして次に必要なのは、新しい問題に取り込もうとする熱意があるかどうかです。
画期的な仮説を胸に秘めている人でも、その実行に向けて行動することはできません。
実際、本業をこなしながら新しいことに挑戦するのは難しいことです。
そして、周りの人も忙しく働いているのなら、仲間を募ることも至難の技でしょう。
しかし、多くのイノベーターと呼ばれる人たちは、その問題を解決するために、仲間を募っていったのです。
なぜ仲間集めに成功したのでしょうか。
それは、熱く語ることができたからです。
この問題をどうしても解決したいという思いを周囲に発信し、巻き込むことで、人が集まる。
これはまさに、起業家に求められるスキルと似ています。
「情熱」と「人柄」が、問題解決に繋がる大きな糧になります。
イノベーションで日本を元気に!
いかがでしたか。
日本は世界に比べると、イノベーションが起こせてないのが現状です。
しかし、日本の文化、立場を理解し、立ち上がる姿勢をとることはとても重要です。
日本に止まらず、世界に出ていく人材になりましょう!