10/26にThird Placeイベントを開催しました。

このイベントでは、ママ・パパ・子供・学生・社会人など、様々な人が集まって「教育」をテーマに語り合います。

今回のテーマは「補助輪なしで自転車がこげるようになる」

です。

そもそも「補助輪」とは、左右のバランスをとるために取り付けるもの。

子供の頃は必要でも、成長の過程で補助輪を取り外し、自走できるようになります。

人生もこれと似ています。

しかし、大人になっても左右のバランスばかり見て、冒険できていない大人は意外とたくさんいるかも。

今日は参加者の皆さんと、この疑問をブラッシュアップしていきました。

後ほど書きますが、みんな「補助輪」と「自転車」を例えて素晴らしい考え方をシェアしてくださいました。

そしてThird placeでは、参加してくださった子供達に無料のダンスレッスンをご提供しました。

2時間という短期間で、ダンスを発表するというミッションをクリアした子供達に、とても感動。

その模様もご紹介していきます。

当日の登壇者

今回は、3名の素敵なゲストにお越しいただきました。

副業家 弦本卓也

弦本卓也

1987年、埼玉県生まれ。
大学卒業後から現在まで、リクルートのIT部署にて、不動産メディア「SUUMO」の商品企画や組織開発に従事。
正社員として働く傍ら、副業で株式会社を2社創業。2015年には東京都千代田区、神保町にビル1棟を購入。
「弦本ビル」は20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所「TOKYO PRODUCERS HOUSE」として注目を集めている。
著書は『プロハ夢手帳』、『超ど素人がはじめる不動産投資』(翔泳社)など。モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。

日本酒ベンチャー代表 平野晟也

平野晟也

1995年、栃木県生まれ。小学2年からサッカーをやり始め、高校では、J1ベガルタ仙台ユースに所属し、本気でプロを目指したが、自身の能力に限界を感じ挫折。一から英語の勉強をし始め、アメリカのカリフォルニア州Diablo Valley college に入学を果たし、将来起業をするために、経営学を徹底的に学ぶ。また、大学初のサッカークラブの創設に携わり、100人規模のクラブにまで成長させる。日本に帰国後、日本酒ベンチャー株式会社Forbulを創業し、代表取締役に就任する。

キッズダンスコーチ 小林たくやさん

ダンスコンテストやダンスバトルにて関東代表や全国8位の実績を持つ。現在はキッズコーチ3級や野外活動の資格をもち、年間5000人の子供たちに表現のワークショップや企業研修でチームビルディングを行う。主に学校やスポーツクラブチームへのWS(ワークステーション)や、ダンススクールの講師として全国の子供たちと関わっている。TO MY HERO主催

強力なサポーターママさん

本イベントには、強力なサポートのもと成り立っています。

毎回ママとしての意見や、考え方を発信してくださっているあいさん

今回イベントのお菓子選びを担当してくださった、食べトレインストラクターのみさとさん

オーガニックでアレルギーを気にしなくても食べられる、ナチュラルなお菓子を選んでくださいました!

手作りクッキーも準備してくださり本当にありがとうございました!

あなたには「補助輪」があるか?

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まず参加者の皆さんに質問したのは、今のあなたに「補助輪はあるか?」というものです。

すると皆さんから、いろんな答えが。

まずは日本酒ベンチャー代表の平野さんは、

平野
学生の頃は「周りの人の目」が補助輪となって、クラス全員と仲良くなろうとしたり、社会が提起する「進むべき」道に偏りがちだった。今でも起業家として、より自分のやりたいことを尖らせていくために、「周りの人の目」は気にしないよう意識している。

自分を客観視するスキルは、とても大事ですね!

弦本さんは、

弦本
これまで補助輪なしで必死で進んできた。今では周りから助けてもらいながらいろんなことができている。補助輪をつける方法を知ることができた。

という風におっしゃっていました。

それは参加者も私たちにとっても新鮮であり、自分が冒険するための補助輪もありなんじゃないかという価値観を教えてくれました。

ちなみに、弦本さんは「自分はこれまで量をこなすことで結果を出してきた。その中には無駄なこともあったかもしれないけど、必ず自分にとっての糧になっていて、無駄だったことなんてないと思っている」と仰っていて、とても勇気付けられるコメントでした。

ママさんからは、子育てに前のめりになりすぎて、視野が狭くなりがちだった。だけど、時には自分のやりたいことを実行するために人の手を借りたりすることで、前に進める。周りの人に子育てを頼ることは悪いことじゃないんだと気付かされたと。

こんな考え方が、日本中に広まって欲しい。

日本ではいまだに、ベビーシッター文化が浸透しておらず、富裕層など限られた家庭でしか利用されていません。

そして「子育てを人に頼るということ自体がマイナス」という文化からも脱しておらず、「孤育て」の抑制はできていません。

まずは自分も、ママパパばかりに子育ての責任を置く無意識を改めようと思いました。

あなたが実現したい自転車は、どんな状態だろう?

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次の質問は、どんな状態で走りたいかです。

平野
過去形になりますが、自分は人の目を気にせず、そして起業の道に進んだことで、今を生きることができています。そしてこの状態をよりギアアップさせていくことが目標です。ちなみに、自分が起業の道を進めた理由の1つに、お金の勉強をしていた経験が大きかったと思っています。学生のうちにお金の勉強をしっかりする授業はない。だから起業するための資金のことや、どうやって稼いでいくかの選択肢が多く持てない。だけど自分は、経営者である父のもとで、お金の話をリアルに聞いたり、株も実践的に教えてもらっていた。これが今の自分の糧になっていると感じています。

こんな風に語ってくださいました。

確かに、お金の勉強をする機会は非常に少ない学生時代。

変化の激しいこれからの社会において、お金の知識がないのは弱点となってしまうでしょう。

弦本
いろんな補助輪を付け足していって、みんなと一緒に前進していきたい。ランニング中1人は辛いけど、誰かと一緒に走ると頑張れる。そんな風に、補助輪に頼りながら何かを成し遂げていきたい。
みんなと協力して突き進むことも大事ですよね。
自分のできない部分は補う。そんなスキルもこれからの時代は武器になります。

補助輪を外し、理想の状態で自転車をこぐにはどうすれば良いだろう?

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最後の質問は、補助輪を外すための勇気、そして方法など、様々な意見をシェアしてくれました。

平野
固定概念にとらわれないこと。ものや情報が簡単に手に入るこの世の中で、周りの意見ばかりに影響を受けていては前進はない。だけど、会社は自分1人では絶対に成り立たなくて、周りのサポートしてくれる人たちによって今がある。自分1人できつい時は補助輪をつけたりしながら、柔軟に突き進んで行きたい。

弦本
自分は不動産メディアの仕事を軸に働いていて、初心者向けの不動産の本も書いた。自分がビルオーナーで運営している"Tokyo Producers House"も、やりたいことを実行して行きている会員を取り上げ、本にし、大学の就職相談室などに置かせてもらっている。そうやって少しでも多くの若者に、自由に生きる選択肢を与えてあげられる存在でありたい。

あいさん
自転車を買い換えたい時、どんな自転車が良いか一緒に考えてあげられる、そんな自転車屋さんみたいな場所でありたい。自分もこれまで生き方についてたくさん模索してきた人間だから、その経験を生かして、次の世代の次の一歩を後押しできるようになりたい

参加者
まだ自分も補助輪を外してフラフラながら走り出したところ。だからこそ、今日みなさんからもらったエネルギーで、もっと力強く前進できるように頑張りたい

等々、素晴らしいコメントを聞くことができました。

理想の自転車の漕ぎ方は1つしかないことはありません。みんなそれぞれ、走りやすい漕ぎ方や、タイプがあります。

自分のスピードを人と比べたり、補助輪をつけることで自己嫌悪に陥る必要は全くありません。

補助輪をつけることも才能。

常に自走できている人よりも、紆余曲折しながらも自分に合ったペースで、自転車をカスタマイズできる方がよっぽど面白いのではないでしょうか。(そのほうが、後々エモいストーリーを話すことができますし!)

一番大切なのは、自転車に乗ってる本人が「幸福」かどうか。

これを読んでいるみなさんもぜひ、人生において補助輪なしで自転車をこぐ方法について考えてみてください。

感動したキッズダンス

最後に、私たちのワークショップ終了後、キッズたちのダンス発表がありました。

このダンス体験を実現してくださったのが、「TO MY HERO」の小林さん。

現場でも終始明るい笑顔で、そして子供達と同じ視線になって会話をされていたのが印象的でした。

そして案の定、子供達から大人気!

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終始小林さんにべったりの写真。

 

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楽しそうなのがとっても伝わってきます^^

そしてダンス発表の本番!

ママパパが会場にやって来ました!

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みんなドキドキソワソワ・・・!

ダンス本番の前に、キッズからママパパに、日頃の感謝の気持ちを込めたレターをサプライズプレゼント。

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「いつもありがとう!」と大きな声で、感謝の気持ちを伝えることができました。

みている私たちも幸せをもらえました!

そしてダンス発表スタート!!

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曲は星野源の、「SUN」。

リズムにのってダンスをしている姿はとっても可愛いくて、観客はメロメロでした。

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「ダンスしてるとこ初めて見れた!」

「子供の成長を見ることができた!」

など、パパママから嬉しいコメントも聞くことができてキッズも嬉しそう!

パパママにとっても、キッズにとっても思い出に残る時間になって、とてもよかった!

スポンサーとして関わってくださったTO MY HEROのゆうや、こばたくさん、本当にありがとうございました!!

いろんな人と触れ合い、いろんな体験をして欲しい

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世の中には、面白いことをやってる人がたくさんいます。

しかし、普段生活していると、そういった人と出会うのは難しい。

その壁をThird placeが取り除き、ここに来る人たちが普段出会うことのない多様な人たちと繋がり、それぞれの人生の中でプラスの要素をもたらす場所になったら良いと思っています。

主役は参加者

Third placeの主役は、参加者の皆さんです。

イベント中にどんどん喋って自分をブラッシュアップし、他の人との議論も楽しむ。

そうすることで、頭の中で整理できていなかったことを言語化できるようになります。

そして参加者同士で深く繋がり、あなたにとって新しいThird placeがここに誕生するのです。

ここにはいろんなステージに立つ人がいます。

子育て中の人、仕事に猛烈な人、やりたいことを具現化している人。

みんなそれぞれの分野の専門家であり、同じ境遇にいる人と共感し合うことができる素晴らしい仲間です。

私はこのThird Placeを、拡張家族にしたいと思っています。

ここに来るキッズはみんなで見守る。人生において足が止まっている人がいれば全力で受け入れる。

そんなメンタルリセットができる場所を目指して今後もイベントを企画していきます。

次回イベントは12/14(土)!

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次回Third Placeは12月14日(土)9:30~12:00です!

当日のゲストには、着物を着て世界2周を果たした伊藤研人さんがお越しくださいます。

伊藤さんが世界を渡って得た価値観・多様性に触れていきましょう!

Third place公式ホームページはこちら

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