
こんにちは。
女性の未来の働き方を創造する
永金(@sachika072)です。
この記事を読んでくださっているということは、将来自分のアパレルブランドを立ち上げたいと思っている方だと思います。
自分でアパレルブランドを立ち上げたいという人は多いですが、実際どのように立ち上げたら良いのか、その実態が見えにくいのも事実です。
そこで今日は、アパレルブランドを立ち上げたい人に知っていただきたい、個人でブランドを立ち上げる方法の完全ガイドをお届けします。
目次
インスタグラムでアパレル起業する方法
あなたはアパレルブランドを立ち上げるにおいて、どのような事が必要かイメージがつきますか?
トップス1つとっても様々な副資材が必要だったり、原料の調達が必要だったりします。
そのような工程を含めて1着どれくらいの価格で作る事ができるか見積もり、上代を決めなければなりません。
未経験の方でも分かる洋服ができるまでの手順を書いた記事はこちらを参考にしてください。
インスタグラムでアパレル起業した成功例
最近ではインフルエンサーと言われる人たちが個人でアパレルブランドを立ち上げ、活躍されていますよね。
あなたもインフルエンサーのブランドで洋服を購入した経験があるのではないでしょうか。
そのような今を輝くインスタグラムで起業したブランドの成功例を書いた記事はこちらです。
アパレル起業前に知っておくべき専門知識
アパレルを立ち上げるといっても、そこには様々な専門知識を持った人たちの協力によってできる事です。
ここで一度ファッションをつくる仕事についての基礎知識を身につけましょう。
ファッションをつくる職種
まずはファッションをつくる職種についてです。
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーは皆さんもすでにご存知だとは思いますが、洋服をつくるのに欠かせない存在です。
その時のトレンドを分析し、そのブランドの世界観に落とし込み、かたちにしていきます。
デザイナーになるには服飾の専門学校を卒業して自分でブランドを立ち上げるか、アパレルメーカーに就職するかが主な就職先になりますが、イレギュラーで独学でファッションデザイナーになる人も存在します。
有名な人ではシャネルやフェンディ、そして自身のオリジナルブランドのデザイナーを担っているカール・ラガーフェルドは独学でファッションを学び、ココ・シャネルからの熱いオファーによってシャネルのデザイナーという立場を受け継ぎました。

カール・ラガーフェルド
ファッションデザイナーに求められるスキルのは以下の通り。
- 圧倒的なセンス
- デザイン力
- 素材の知識
- 計画性
- コミュニケーション能力
デザイナーは洋服のデザインをイメージ化する以外にも、納期までに洋服を納めるためのスケジューリング能力や、パタンナーやMDとのコスト交渉なども必要になるためコミュニケーション力も必須です。
なので、オリジナルのファッションセンスとどんな人とも仲良くなれる多様性が求められます。
パタンナー
パタンナーは、分かりやすく言うと「設計士」です。
デザイナーからもらったデザインやイメージを元に仕様書を作成します。
- 肩幅はどれくらいにするのか
- ゆったりとした袖にするのか
- 首回りは詰めるのか
- ウエストはピタッとさせるのか
- 色展開はどうするのか
上記のような細かい部分までデザイナーからのオーダーを聞き取り、その全てを仕様書に込め、工場にオーダーします。

仕様書の例
パタンナーに必要なスキルは以下の通り。
- パターン技術
- 正確性
- デザイナーの世界観を読み解く力
- 素材の知識
パタンナーにとって肝となるのは、デザイナーの思いを汲み取る力です。
いくらデザイナーが素晴らしいデザインをスケッチしても、それをうまく設計して仕様書に落とし込む事ができなければ意味がありません。
パタンナーは器用で傾聴力に長けている人が向いてると言えます。
MD(マーチャンダイザー)
MDの仕事はブランドの数字を担う存在です。
市場分析やトレンドを追いかけ、自社ブランドの商品ごと・店舗ごとの売り上げを分析し、在庫状況を把握し再生産オーダーをしたり、新作の洋服を何枚発注するかを考えたりする重要な役割です。
MDに求められるスキルは以下の通り。
- 市場分析力
- トレンド先読み力
- ファッション全般の知識
- コミュニケーション力
MDはデザイナーやパタンナーなど専門職の方達と仕事をする時間が多いため、ファッションの基礎知識はもちろん、専門知識も頭に入れて置かなくては話になりません。
また、デザイナーの提案する洋服によっては意見を言わなければならないケースも多々あります。
良好なチームを構築する為にも、MDのコミュニケーション能力は必須です。
生産管理
生産管理は、パタンナーが起こした仕様書を工場に投げ、商品の縫製からお店に届くまでの一連の流れを納期までにきちんと進行させる役割を担います。
主な仕事は、原料や副資材の調達、工場にスケジュール交渉、縫製費用の交渉、サンプル作成依頼、品質表示チェックなど多岐に渡ります。
生産管理に必要なスキルは以下の通り。
- 正確性
- 計画性
- マネジメント力
- 素材知識
- コミュニケーション能力
- トラブル対応能力
生産管理は縁の下の力持ちです。
デザイナーの要望通りの生地を調達したり、パタンナーの希望する寸法を工場に投げたり、MDが希望するコスト内で縫製を仕上げたり、工場から納期が遅れそうと言われれば、どうにかこうにかして納期までに納める方法はないか試行錯誤したり。
常にトラブルと隣り合わせといっても過言ではありませんが、ファッションに関する専門知識は圧倒的に身につきます。
そして何より、生産管理はそれぞれの職種の仲介役のような存在なので、コミュニケーション能力は必須です。
洋服の生産形態の違い
あなたは洋服がどのようにして作られているか、その生産形態を学んだことはありますか?
実はブランドによって、生産背景は全く違います。
今日はその中で最も主流なOEM/ODMについてご紹介します。
OEMとは?
OEMは、Original Equipment Manufacturingの略です。
直訳すると「自社の製品を製造する会社」と言う意味で、「製造メーカーが他社の製品を製造する」ことを指します。
ブランドのデザイナー・パタンナーが仕様書までを仕上げ、それを製造メーカーに生産依頼をする流れです。
OEMのメリットはメーカーが縫製工場等の設備投資をする必要が無いこと、そしてブランドが持っていない生産技術・知識を獲得する事ができます。
セブンイレブンやイオンが販売している「プライベートブランド」の商品もOEMで作っています。
このようなOEMビジネスを担っているのが商社です。
アパレルでは繊維商社などが生産背景(縫製工場や検品場など)を構築し、アパレルブランドから生産依頼を受ける形で洋服を供給しています。
ODMとは?
ODMとは、Original Desingn Manufacturerの略で、製品をデザインする過程から製造まで全てを委託先にお願いする仕組みのことを指します。
ODMのメリットとしては商品企画から全てを外部発注なので、デザイナーやパタンナーを抱えないことで固定費を抑える事ができます。
ODMを取り入れている代表的なブランドとしてFOREVER21(フォーエバー21)があります。
FOREVER21は完全に外部にデザインを委託しており、かたちを見て店舗が仕入れるかどうかを判断することでコストを極限まで抑える事ができています。
個人的に私はあまりODMの仕組みを好みません。
なぜかと言うと、デザインまでも外部に発注してしまうとそのブランドらしさが薄れてしまう為です。
さらに、外部から提案されるデザインはあくまで競合と同じようなデザインである可能性が高いです。
最近、ショッピングモールを見ていても同じようなデザインばかりで、洋服を見ただけではブランドの区別がつかないと思うことはありませんか?
それはブランドがODMで商品を生産している為に、他社と同じようなデザインばかりが市場に出てしまう為です。
確かにものづくりサイドから見ると、ODMで洋服を作るのは楽です。
しかしブランド価値を高める為にはデザイナーが1からデザインを起こし、そのブランドオリジナルの洋服を作る事が大切だと思います。
インスタでアパレル起業も夢じゃない!今から動き出そう!
いかがでしたか。
アパレルの生産背景は複雑です。
しかし、OEMやODMの仕組みがあるように、洋服を作る事が難しいと言うハードルはどんどん下がっています。
さらには個人で低コストでブランドを立ち上げることも可能な時代。
テクノロジーを最大限に活用し、やりたかったことを実現にしていきましょう!
あなた独自のアパレルブランドを立ち上げるプラットフォームは整っています。まずは一歩踏み出して、自分のブランドを立ち上げるための行動に出てみましょう!
今、個人が自分のアパレルブランドを販売して飛躍している人は多く存在します。
挑戦してみたいのに挑戦しなかったら、その後、無自覚でも味気ない気持ちが残る。それが積もり積もると、生活自体が消極的で空虚になってしまう。
「私も自分のブランドを立ち上げたい」と思ったら、やってみるべきだ。いや、やってみないといけない。
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