
こんにちは。
女性の未来の働き方を創造する
永金(@sachika072)です。
新たにアパレルブランドを設立しよう!と決意した時、最初にぶち当たるのが「何から準備すれば良いんだ?」という壁。
個人で商品を販売するための便利なツールやサービスも増えてきた分、何をどんな風に活用したら良いのか混乱します。
そこで今日は、ブランド設立を確実にスタートさせるための準備すべきことをご紹介します。
目次
1.ファッションブランドのコンセプトを固める
ブランドにとって「理念」を固めるのはとても重要です。
消費者がそのブランドがなぜ設立されたのかがパッと理解できるコンセプトがなければ、良い商品も見出せません。
想いを込めて告白しても相手に気持ちが伝わらないことがあるように、ブランドにおいても最初のコンセプトや、ブランド設立に対するあなたの想いがズレていると失敗します。
そのような状態のままブランドを設立してしまうと悲惨な結果になりかねません。
ここで少し偉大なブランドのコンセプト例を見てみましょう。
CHANEL
CHANELのブランドコンセプトは「女性の服の解放」「黒・白・ベージュを基調」です。
皆さんもすでにご存知かと思いますが、
CHANELのファッションが誕生するまで女性はコルセットで胴回りを極限まで締め、
足全体をドレスで隠し、裾に向かって膨らむように「針金」で縫製された洋服を着ていました。
帽子も、何キロあるか分からないような派手な帽子を被っていました。
帽子が派手であればあるほどモテたという話もあります。

【出典】BIGLOBEニュース
上のイラストを見てください。
1700年代のファッションはとにかく華やかで、ゴージャス。
そしてCHANELが創業された1900年代に突入すると、スカートのボリュームが一気になくなり、帽子のデザインも無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインに変貌しました。
スカートの位置も足首が見える動きやすい丈になり
素材に関してもレディースの洋服にはシルクやコットンなどを使うことが主流でしたが、
CHANELは着心地や動きやすさを重視するためにジャージやツイード素材を採用し、女性のパンツスタイルを提案したのです。

【出典】Inside CHANEL
女性が社会進出をするようになった時代のニーズも的確に答えたからこそ、そのデザインが受け入れられたのだと言えます。
LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトンのコンセプトは「旅を楽しみ、人生を楽しむモノづくり。」
もともとは飛行機や船旅の際に最軽量で使いやすいトランクの開発でトップブランドに上り詰めたルイ・ヴィトン。
現代ではトランクだけでなくバッグやウォッチ、ファッションで有名になり、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループを形成し様々な有名ブランドを抱えています。
時代のニーズに沿ったブランドコンセプトを準備しよう
自分のブランドに対する想いももちろん大事ですが、その想いが時代とズレていると市場にしっかり届きにくいです。
デザインと素材のバランス、素材へのこだわりを時代とマッチさせる工夫も大切です。
ここでやってはいけない事は、市場のトレンドばかりを気にして自分の想いをないがしろにすることです。
情報やものが飽和化している中、アパレル業界もどんどん衰退してきています。
そんな中でどんなブランドが光るかというと、創業者のブランドに対する想いです。
インスタグラマーが個人でブランドを立ち上げるケースが増えているように、作り手のファンによってそのブランドが人気になることも増えました。
あなたも自分の想いをさらけ出し、それに共感してくれる素敵なファンと繋がりましょう。
2.ブランドの洋服を縫製する為の人脈・資金づくり
次に課題となるのが、どこで洋服をつくるかです。
完全に個人でブランドを立ち上げるとなると、
パターンをひいてくれるパタンナーさんや生地の卸先、副資材の卸先、縫製工場との提携など、人との協力がなければ実現できません。
そういった人脈を築くのが困難な方や、地方に住んでいるなどの物理的にそういった人との繋がりを築くことが困難な方は、ものづくりマッチングサイトなどを活用してオンラインで繋がることをお勧めします。
詳しい記事はこちら↓
クラウドファンディングで資金調達
資金ぐりに悩まれている方は、クラウドファンディングでお金を募る方法もあります。
クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。
【引用】Wikipedia
クラウドファンディングで実際に資金調達に成功し、見事ファッションブランド「ACYM」を立ち上げた元アパレル販売員の武村沙愛さん。
クラウドファンディングには無限の可能性があります。
本気でブランドを立ち上げたい!という方はクラウドファンディングにぜひその想いをぶつけてみましょう。
クラウドファンディングについて詳しく知りたい方はこちらへ!
3.ブランド設立後の販売経路を練る
個人でファッションブランドを上手く機能させるにはインターネットの活用が欠かせません。
現在の市場では、あなたがターゲットとしている人がどんなところで洋服を購入しているのか。
または普段どんなところでファッションの情報を取り入れているのか。
こういった部分を分析しておくことに損はありません。
例えばターゲット層の読者が少ないファッション雑誌に広告を掲載してもらったとしても、効果的とは言えません。
逆にInstagramのユーザーにターゲット層が集中しているのなら、Instagramの構築を強化した方がファンも一気に増えるでしょう。
最近では毎日InstagramのLIVE機能を使って商品紹介をするインフルエンサーも急増しています。
ブランドの公式HPをつくることも必要となってくるでしょう。
素晴らしい商品を作ったとしても、それをきちんと消費者に知らせる努力も怠ってしまうと、購買機会に繋がりません。
商品づくりと並行にして、商品をどう広めていくかも考えましょう。
私が考える今後のファッションブランドの在り方
ここまで、ブランドを設立するにあたって準備するべき大枠をお話ししました。
しかし時代は素早く変化するので、市場のトレンドに柔軟に対応する姿勢を取りましょう。
特にファッション業界はテクノロジーに疎いと言われ、ものづくりの部分ではまだアナログな部分が多く残っています。
また、時代はシェアリングエコノミーの概念が浸透してきており、「大量生産、大量消費」から「既にあるものを更新、シェア」という考え方にシフトしています。
時代は生産、消費から更新、シェアに変わってるように思う。昔白黒テレビを複数の家族がシェアしてたように、ファッションのトレンドがリバイバルするように、昔の様式が現代風にカスタムされて戻りつつある。人の距離が今より縮まり、ご近所付合いみたいな関係性が一人暮らし世帯にも広がらないかな。
— sachika (@sachika072) 2019年3月8日
高級バッグを月額6800円で使い放題のシェアリングサービスLUXASや
月額制でファッションレンタルができるエアークローゼットなど。
ファッション業界にもその流れは広まりつつあります。
現代の若者は良い洋服を購入するときは「可愛いから買う」だけではなく、そのブランドのストーリーや作り手の想いに共感して購入する傾向にあります。
洋服の生産背景が不透明で見えにくいアイテムは売れなくなってきています。
消費者は生産背景に透明性があり、サスティナブルで、コスパの良いミニマルな消費にポジティブな印象を持ちつつあります。
サスティナブルファッションに関しては、ニューヨーク留学中に執筆した論文にて詳しく書いたので、詳しく知りたいな、と思った方は目を通してみてくださいね。
こんな時代の中でどんなブランドを創立するか。
これまでにない、新しい手口のファッションブランドが立ち上がることを期待しています!!
\お知らせ/
この度、オンラインサロン「大人の楽屋」ご協力のもと、アパレル部を発足しました!
「田舎だから、地方だからモノが売れない。」
「会社員の私にはできない。」
そんな時代は終わりです。
今、個人が自分のアパレルブランドを販売して飛躍している人は多く存在します。
挑戦してみたいのに挑戦しなかったら、その後、無自覚でも味気ない気持ちが残る。それが積もり積もると、生活自体が消極的で空虚になってしまう。
「私もブランドを立ち上げたい」と思ったら、やってみるべきだ。いや、やらないといけない!
私はそう思います。
▼詳細は下の画像をタップ