伝え方が苦手、うまく言葉で表現できない。

そんな風に思ったことはありますか?

チマタでは伝え方を鍛えるための様々な本や情報が溢れていますが、私が思う大切な伝え方は、的確に伝えることもそうですが、言葉のチョイスやその人の想いがきちんと反映されているかどうかも大切だと思います。

TEDなどのプレゼンテーションでは、その人のキャラクターやユニークさが上手く内容に盛り込まれています。

何かのフォーマットに上手くハマることが、友好なコミュニケーションに繋がるのではなく、上手に、自分の言葉や考えを盛り込むことがポイントです。

今日は「伝え方」を見直す3つの方法をシェアします。

伝え方が悪いことによるデメリット

まず、伝え方が苦手な人にどんなデメリットがあるのでしょうか。

品質と時間を無駄にする

例えばあなたが、仕事仲間に「これやっといて」と簡単に言うとします。

相手と友好な仲を築いている場合、その一言で相手も理解してくれるかもしれませんが、もし相手とギスギスした関係だった場合、その一言だけで仕事を進められてしまうと、あとで痛い目に遭うのはあなたです。

もし、提出された企画やサンプル製品が希望していたものとかけ離れていた場合、あなたはその会社の品質を失ったことになります。

そして、もう一度やり直すと言うことは、あなたは「時間」を失ったことになります。

コミュニケーションミスによる損失は、後から襲いかかってくるケースが多いです。

これは仕事以外にも、友人関係やパートナー、家族関係でも当てはまります。

自分が何を伝えたいのか、いつでも的確に伝えることを意識しましょう。

信頼が落ちる

「売れない営業マンほど、お客様が不利になる事例を話さない」

という話を聞いたことはありますか?

売れる営業マンは、あえてお客様にデメリットをお話します。

営業される側も、相手が営業目的できていることは承知です。

なので、商品のメリットを交えながら、きちんとデメリットをお伝えした方が、相手もあなたを信頼できます。

変に隠そうとすると、お客様はあなたを怪しみ、離れていくでしょう。

正直に伝えることで、相手との関係性を構築でき、長期的なお付き合いをすることにも繋がります。

私は大学時代にアパレルの販売をしていた際にこの話を知り、プライベートの人間関係にも効用しました。

「この人とは合わないな」「この人と良い関係性はイメージできないな」と思った時はきっぱり離れることに抵抗が無くなります。

人と関わるキャパはあります。

キャパオーバーにならないためにも、可能な限り気の合う人と触れ合うようにしましょう。

伝え方を鍛える方法3つ

相手にやってほしい行動を明確にする

あなたは、ものすごく長文のメールに目を通そうとすると、ものすごくエネルギーを消費されているような感覚に陥ると思います。

しかし、とても短い内容で、やるべきことが明確な場合、仕事も捗るのではないでしょうか。

自分がそのような伝え方ができるようになるには、下記のように考えてみましょう。

結論

理由

具体例

例えば、期限が迫っている資料が遅れそうな場合、「ちょっと資料にとりかかる時間が取れなくて、、」と結論を曇らせるよりも、「すいません、○日遅れます」と伝える方が、相手もその期日に合わせて会議やスケジュールを調整してくれます。

相手からすれば、資料が遅れるのか否かが知りたいだけです。

言い訳したい気持ちもわかりますが、それをだらだら伝えても相手をイライラさせるだけでしょう。

相手に分かりやすく的確に伝えるよう意識しましょう。

物事をポジティブに捉える

あなたはネガティブですか?ポジティブですか?

思考は「矯正」することで、ポジティブ思考になることができます。

救急車ができたと言うことは、命を救える人が増えたとも言えますし、交通事故が増えたと捉えることもできます。

ネガティブな人は、物事の悪い面をみる傾向にあるだけです。

プロジェクトが失敗したことをチームに伝える時、「なんでこんなこともできなかったんだ!」と仲間に怒鳴るより、「どうしたらうまく行くだろう?」と考え合うが、前回の反省も含め、打開策が見えてきます。

できなかった仲間を卑下したところで、相手も仲間も前進することはありません。

励まし合い、その課題を乗り越えた時、チーム全体が自信を獲得することができ、次のステップでも頑張ろうとモチベーションが高まり、好循環が起こります。

すぐにマイナスな発言を言いがちな人は、考え方を矯正しましょう。

あなたは、あなたの「親」である

ここで、とても身近にできるポジティブ矯正方法を少しお話しします。

あなたはあなたと一生付き合っていきます。

例えば、あなたの親がDVばかりで、あなたに罵声を浴びさせるような親なら最悪です。

もしあなたに最愛の子供がいたら、そんなことを繰り返したいと思いますか?

あなたがあなたの「親」と考えたとき、「自分なら大丈夫」と、声をかけることができていますか?

日常の中で、私も含め、ほとんどの人が自分と向き合う時間がないと思います。

松岡修造さんの名言「苦しいか? 修造! 笑え!」のように、常に自分を励ませることは、常に前向きに生きるために効果的です。

誰かに依存しすぎたり、学業や仕事のストレスで自分を責めそうになることもあります。

そんな状況でも、自分で自分を立てることができる人は強いです。

これまで生きてきた中で、私が尊敬する人は全員圧倒的なポジティブ思考で、かつ、自分を励ますことができていたように思います。

その姿勢は周りの人にも良い影響を与えます。

言われて嬉しい言葉は、あなたが一番よく知っているはず。

自分は自分の親だと思って、その言葉を投げかけてあげましょう!

自分の中の常識を当たり前だと思わない

海外に行くと、様々な多様性に溢れ、自分の価値観が通じないという海外ならではの経験をします。

この感覚は社会や組織の中でも一緒です。

自分が知っていることは相手も知っているということはありません。

特に業界独特の業界用語などはあなたにとって当たり前でも、相手からすると全く知らない単語だったりします。

相手が自分の言っている事を理解できているか、伝え方が曖昧ではないかを相手の反応をみながら意識しましょう。

「自分の職業は小学生にも分かりやすく説明できるように」と言われたことがありますが、まさにこれは伝え方を鍛える良い方法だと思います。

伝え方を鍛えて、より良い人間関係を築こう

伝え方を鍛えると、相手を思いやることもできます。

伝えることは、相手がいることで成立することです。

相手のことを考えながら言葉を選び、好感度の高い伝え方を目指していきましょう!

 

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