
こんにちは。
未来の働き方を創造する
永金(@sachika072)です。
あなたは、地方との関わりはありますか?
生まれ故郷が地方だったり、進学、就職で都内から地方へ引っ越した人もいると思います。
しかし、いまだに都市一極集中の波は抑えられず、地方を捨ててしまった過去の流れを止めることができずにいます。
地方では若者の数も減り、高齢者人口の増加の波もストップ。いよいよ地方に人がいなくなる現象が見え隠れしています。
消滅可能性都市に定められた地域もあります。
私たちはこれからの未来、地域を捨てて都市に集中すべきなのか?
または、地域分散型の可能性に目を向けるべきなのか。
私は地方にこそこれからの未来の可能性を秘めていると思っています。
もし地方と関わりたいと思っていても、そのハードルが高いと思っている人も、大丈夫です。
地方移住は難しくても、「脱東京」を試みることはできます。
今回は地方の魅力を紹介すると共に、「地方の関係者になる」メリットをご紹介します!
目次
地方が消滅するかもしれない
日本には、「消滅可能性都市」といって、存続が難しいと指定された地域があります。
日本創成会議によると、令和22年(2040年)までの間に20~39歳の女性の人口が5割以下に減少すると推計されており、全国の市区町村の約半数が該当します。
そのため、平成の大合併が起きたように、今後の未来で再度大合併が行われると考えられています。
自治体をより統合して行かなければ、地域の存続が危ぶまれるまでになっているのです。
消滅可能性都市とは、少子化や人口流出に歯止めがかからず、存続できなくなるおそれがある自治体。
【引用】コトバンク
地方に拠点を増やすメリット3つ
地域を救うには、まずは都会に住む若者がもっと地方に足を運び、関係人口になることが大切です。
若者が地方に拠点を持つことによるメリットを紹介します。
最小限のコストで生きることができる
地方と都会の違いとして思い浮かぶのは物価だと思います。
皆さんもよく「地方は土地が安い」という言葉を聞くと思いますが、実際、都内と地方では半額以上の差があります。
下の図は、関東エリアの家賃相場です。(*ユニットバス6畳〜セパレート8畳の場合の平均相場を表しています。)
【出典】http://miniminichuo.com/simulation/contents/chiikibetu.html
関東エリアを見ただけでも、東京とその他の県では相場が半額ほどのギャップがあります。
中国・九州エリアは以下の通り。
【出典】http://miniminichuo.com/simulation/contents/chiikibetu.html
明らかに土地の物価は都内と約半額のギャップが発生しています。
土地においては価格のギャップは大きいですが、土地以外の衣類や食品の物価は、正直東京と地方で差はそこまでありません。
しかし、地方では消費するところも極めて少ないです。
食べ物の例では、隣のおばさんが採れた野菜や果物をおすそ分けしてくれたり、料理を作って持ってきてくれたりすることが日常です。
レジャーや娯楽の面では、広い公園や施設なども無料で使える場所が多く、駐車代も無料の場合がほとんどです。
そのため、都内で暮らすよりも細々とした出費が少なく、総じて地方での暮らしの方が圧倒的に低コストで賄えます。
濃いコミュニティを形成できる
地方での暮らしの特徴は、そのコミュニティの近さです。
他人との距離が近いことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、子供が朝、保育園のバスに乗り遅れた時に代わりに車を出してくれるおじさんがいたり、仕事が遅くなって迎えにいけない時も近所のおばあちゃんが夜ご飯を作ってくれるような、まさに昔の長屋のようなコミュニティを築くことができます。
そのようなコミュニティに属すことで、お互いを信頼し、助け合うことができます。
この感覚は都会では味わえないものですし、むしろ都会にこのような助けを求められる身近な第3者がいる繋がりを広げていくことが今後重要であると感じています。
もちろん、このような関係性を構築するには、お互いを受け入れることが前提です。
地方はとても狭いコミュニティで、排他的な部分もあります。
なので、思い切って移住を決意する前に地方のコミュニティと触れ合う機会を作ることも大切です。
昔ながらの知恵を活かすことができる
地方には長年暮らしている人々が、それぞれの知恵を活かして暮らしています。
例えば野菜の作り方や伝統料理の作り方の豆知識など、地元の人だからこそ知っている知恵を教えてもらい、生活に活かすことができます。
そしてこれまでの歴史を当事者から聞くこともでき、本や教科書からでは得ることのできない、当時の苦労や当事者からでしか知ることのできなかった思いの部分を知ることができるかもしれません。
資源の少ない時代に生き抜いてきた人たちだからこそ築くことができた豊富な知識を吸収して、自分の暮らしの中に落とし込むことは、日本の文化に触れることができる素晴らしい経験となります。
地域が持続可能な社会になるために見直すべきこと4つ
地方には魅力がたくさんあって豊かに暮らせそう!と思われている人は多いと思います。
しかし、まだまだ都市集中型の構造は止まっておらず、地方の衰弱化は進んでいます。
まさに「地方活性化」において様々な方向性で課題が山積みとなっているのです。
人口減少によって地方がコンパクトになっていきながらも、地方分散型の流れを生み出すには、どのような見直しが必要なのでしょうか。
マイナスな部分をどう活かすか考える
少子高齢化、シャッター商店街、後継者不足など、地方の課題はたくさん存在します。
しかしながら、豊富な資源もたくさんあるのが地方の強み。
それらを活かして、どのようにして地方のマイナスな部分を補うかを考えるべきです。
例えば私の地元である広島県尾道市では、空き家の数が全国の中でも上位に位置するほど多く、放置され続けた結果による劣化が問題視されていました。
そこで立ち上がった尾道空き家再生プロジェクト(通称「空きP」)は、空き家を再生して新たな活用方法を生み出す取り食いに従事されました。
このプロジェクトによって再び輝きを取り戻した空き家は数知れず、ゲストハウスやホテル、カフェなど、尾道に新たな空間が生まれています。
資産の活かし方は、ちょっとした知識と考え方によって生まれます。
それをどうやって生み出していくかが次の2つ目のポイントです。
外からの刺激を歓迎する
地方はよく、排他的で新しく越して来た人を受け入れない特徴がありますが、外から見た地方、外から感じる「こうしたら良いんじゃないか」という意見を受け入れることも大切です。
地方の中だけでは新たな発見や知識も生まれにくい。
それなら地方活性化に情熱を燃やす人たちからの応援を得ながら、議論を進めることが手っ取り早いと言えます。
東京との繋がりを強化する
2018年度の訪日外国人の都道府県 人気ランキングを見ると、下記の結果となりました。
2.大阪府
3.千葉県
4.京都府
5.福岡県
やはり東京が堂々の1位となっており、2位以降も主要観光地を訪れる外国人が多いことが分かります。
ここで大切なのは、東京との繋がりです。
外国人からすると、フランスと言えばパリをイメージするように、日本に行こうと思うと東京がまず思い浮かぶのです。
しかし、地方の魅力を東京に訪れた日本人に発信してあげることができれば、地方の存在を知ってもらうことができ、「行ってみたい」と思ってもらえます。
私もよく、海外旅行に行くと主要都市から国内線に乗って地方に足を運んだりします。
そうすると、観光地とはまた違った、その国のローカルな文化に触れることができるので、より一層その国のファンになります。
初めて東京を訪れてくれた人に、地方の魅力を伝えることができれば、また次回日本を訪れようと思ったとき、地方に行くという選択肢を取ってもらえるかもしれません。
東京から遠い地方はすぐに効果が見られないかもしれませんが、アピールを続けていくうちに、インバウンドの訪問が右肩上がりになる可能性は大いにあります。
来てもらう為の工夫を凝らす
地方経済は、基本的に税金や助成金などに頼っています。
なので、赤字だとしても国が支えてくれるという考えがあり、経営戦略の中にどこか隙があるのです。
お客様をもっと増やすためのマーケティングを考えるのは、当たり前のことです。
しかし地方の人からすると、お客さんがくるからお店を開ける or お客さんが来ないからお店を閉めるといった、受け身体制の場合が非常に多いです。
都会でバリバリ働いている人が地方に介入したり、地方の人が意識改革をしない限り、お客様は増えないと思っています。
東京との繋がりを強化するのはここにもポイントがあって、都会と地方の人とのボーダーラインを無くすことによって、新たなイノベーションが生まれたり、業務において効率化をはかることができます。
最近では「プロボノ」と言って、各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動を積極的に行う人も増えています。
そのような募集もインターネットで簡単に見つけることができるので、気になる方はぜひチェックしてください!
どんどん新たな風を地方に巻き込んで、地方活性化を盛り上げて行くことが必要です。
地方活性化を事業にしていこう
いかがでしたか。
地方には魅力的な資源がたくさんあるにも関わらず、うまく活用・発信できていないのが現状です。
しかし、より多くの人が地方に交わることによって、確実に地方は元気になります。
スピード感を持ってチャレンジできるのも、地方の特権です。
この機会にぜひ、地方で自分のやりたいこと、実践してみたいことに足を突っ込んでみましょう!
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