
こんにちは。
女性の未来の働き方を創造する
永金です。
あなたは今生きていて、
学習とはなんだろう?
価値ってなんだろう?
と思うことはありませんか?
私は記事を通して何度も「個人が活躍する時代」だと伝えてきました。
本当に自分が今どんなスキルや経験を培うべきなのか、漠然とされている人も多いのではないかと思います。
実際、そこは私もモヤモヤしていた点でした。
発信力も大事ですが、それだけでは何も生み出せませんよね。
そこで今日は、今後の仕事に不安のある20代に向けて自分の市場価値を高める方法についてお話しします。
私も本日紹介する心得を学んでモヤモヤがスッキリしたので、ぜひ今後の生き方の参考にしてもらえたらと思います。
目次
20代が市場価値を高めるための3つの心得
さっそく、20代が市場価値を高めるための3つの心得をお話しします。
自分の仕事を分かりやすく話せる。
社内でずっと働いていると業界の専門用語や専門知識が浸透し、
社内の人同士では普通だと思っている会話が他業種の人からすると全く分からなかったりするものです。
それをいつでも上手に、小学生に教えるつもりで自分がどんな仕事をしているのかを分かりやすく伝えられるようになりましょう。
例えば私の前職はアパレルメーカーの「ニット部門」で働いていました。
アパレルは基本、ファブリック・ジャージ・ニットから成り立っています。
しかし、あるとき友人から「ニット」と「ファブリック」って違うの?と聞かれたのです。
アパレル業界の人たちからすると当たり前の区別が、他の業種の人からすると常識ではないのです。
それは「知ってるか」「知ってないか」の差だけです。
そこをいかに相手に理解しやすく説明することができるか。
これができるようになると自分の仕事について改めて深く向き合う機会になりますし、
営業の人は自分が何者なのか分かりやすく伝えられることで相手から信頼されます。
「分かりやすく伝える」って、意外と難しいスキルです。
普段、社内の人としか関わりがない人は、ぜひ社外の人と関わる時間を作って、自分の仕事について話す練習をしてみましょう。
論理的である
今日、上司から頼まれた仕事はどのような背景で頼まれたのか?
上司のアドバイスはなぜ生まれたのか?
クライアントから依頼された案件は、なぜ自分の会社に依頼されたのか?
このように、物事の背景をきちんと考えることができる人は、会社員に限らず全ての人に必要な能力です。
上司やクライアントから言われたことを無味夢中にやるだけでは、あなた自身の成長には繋がりません。
また、「疑う」ことも大切です。
上司の指示は正しいのか?
クライアントが依頼してきた内容で、相手の悩みを効果的に解決できるのか?
このように考えると、物事を論理的に考える癖が身に付きます。
会社や組織の中にいると、「自分で考える」機会が少ないです。
それでは論理的思考は生まれません。
毎日脳に筋トレを課すつもりで、トレーニングしましょう。
マーケット力がある
あなたは上のグラフを見たことがありますか?
これはPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)といいます。
ボストン・コンサルティング・グループは,製品ライフサイクルを市場成長率,経験曲線効果を相対的市場占有率と解釈して二つの軸とし,自社製品を4つの象限に位置づけることにより,それぞれにどのように経営資源を配分するべきかを示すPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)を開発しました。
実際の経営戦略ではより細分化して考えますが、上記のグラフはPPMによる基本的な分析図です。
負け犬?金のなる木、、、?と思った方もいると思うので、
1つずつ詳しく見ていきましょう。
導入期から成長期にある製品は,成長のために大きな投資を必要とします。それによってシェアを拡大でき成長も高ければ花形製品になりますが,シェア確保ができないうちに成長が低下すると負け犬になってしまいます。
花形製品
自社のシェアが高く成長率が高いので代表的製品です。それによる収入も多いのですが,急成長への増産態勢や競争力の強化のための投資も大きく,利益にはあまり貢献しません。成熟期になるまでシェアを維持して金のなる木にすることが必要です。
金のなる木
成熟期になると、増産のための積極的な投資が必要なくなります。市場占有率の高い製品は大きな収入源になります。しかし、いつかは衰退しますので,利益がある間に問題児や花形製品に投資することが必要です。
負け犬
シェアが低いと競争に負けてしまいます。利益も得られません。早急に撤退することが重要です。現実には,負け犬になったのにもかかわらず,撤退のタイミングを遅らせたために,その損失が企業全体に影響して倒産になることが多いのです。特に経営者がはじめた事業では,負け犬だとわかっていても撤退を進言する者もいないし,経営者は金のなる木にしようと拡大政策を図るので,損失が急速に増大するのです。
この4つの象限のうち、あなたはどこにポジションを取りたいですか?
きっとどのポジションにもデメリットや課題はあるので、迷ったと思います。
そこで商品・サービスごとの特徴を見て、バランス良く投資する必要があるのです。
ここで重要なのがマーケット力です。
現在ではマーケットトレンドが変わりやすく、1つの専門知識や技術では価値ある商品を届けることができなくなってきました。
誰よリも顧客ニーズを掴み、自分たちの強みを活かして市場の変化に柔軟に対応できるスキルはこれから重宝されるでしょう。
「金のなる木」の商品から得た利益を問題児や花形の商品に投資し、成長させていく。
負け犬になりそうな商品であれば手を引く。
マーケット力=マーケットのニーズが把握できており、その上で成果が出せることです。
自社製品・サービスの経営戦略を自分なりにイメージし、会社の売り上げを担っているという当事者意識を持って働いてみてはどうでしょうか。
20代で市場価値を高める考え方
次に、20代で市場価値を高めるための考え方についてお話しします。
上司に好かれようとするな。顧客に好かれよう
先述しましたが、会社が達成すべきは顧客に喜んでもらえる商品を提供することです。
- 顧客は今何を求めているのか?
- 強みを活かしてターゲットに響くサービスは何なのか?
- コスト・発売日を見通して市場にマッチした価値提供をするにはどうすべきか?
ターゲットを軸に考えるべき課題は山ほどあります。
上司に評価されるために頑張るわけではありません。
視点を顧客に捉え、ファンを増やすための努力に費やしましょう。
この努力の積み重ねが、あなたが今後会社を辞めて独立するとなった時、最強の武器となるでしょう。
物事を俯瞰的に見る癖を
俯瞰視するスキルも市場価値を高める上で必要なことです。
スポーツでも、プレー側と観戦側では見る世界が違いますよね。
プレーしてる側には見えていなくても、観客席から見ていると「こうすれば良かったのに」などの気付きを得ることができますよね。
プレー側も観戦側と同じ視点で動けるようになって欲しいのです。
物事を俯瞰的に見れるようになると気転が効くようになり、気付いたらサッと動くことができるので周囲からの信頼も高まります。
20代のうちから俯瞰的に見る癖をつけましょう。
100万人に1人の存在になる
リクルートを退職後、現在奈良市立一条高等学校の校長を務める藤原和博さんは、未来で生きにくための力を身に付ける方法についてこのように語っています。
ポケモンのカードにたとえて「レアカードになれ」という言い方をしています。要するに、希少性のある人材になれ、ってことですね。
じゃあ、どれくらいの希少性が必要かというと、おそらく「100万人の1人」の人材。それがオリンピックのメダリスト級の希少性です。でも、いまからぼくが体操をはじめたところで、内村航平選手にはかなわない。勝てるはずがない。そこで考えうる戦略が、「まずは100人に1人をめざす」こと。
レアカードはみんなから欲しがられる存在ですよね。
そういった存在は市場価値が圧倒的に高い。
まずは20代のうちに、何かの分野で100人に1人になりましょう。
その後他の分野の掛け合わせで100万人に1人の人材になれば良いのです。
例えばエンジニアの人が営業もできてお笑いもできたら希少価値は高いですよね。
10年後を見据えて、超レアカードを目指しましょう。
20代で市場価値を高める行動に出よう
いかがでしたか。
仕事で悶々としている人や、これからの生き方に不安を感じている人が世の中の大半を占めていると思います。
しかし、不安に思っているだけでは何も現状は変わりませんし、あなたの心のモヤモヤも一生拭えないまま時間だけが過ぎ去ってしまいます。
今忙しいから。
まだ入社してちょっとだし、これから考える。
そんな風に思って何もしないでいると、隣で毎日全力で走っている人に一瞬で追い越されてしまいます。
時間は自分で作るものです。
私も会社員時代、仕事終わりは疲れてそのままベッドで寝たり、友達と飲みに行ったりしていました。
しかし、その日々に自分の市場価値を高めるための生産性は何も生まれていませんでした。
そこから私は自分の価値を高めるための時間に投資し、飲み会も断ったり土日も学習するなどして自己投資の時間を増やしました。
そのおかげで今、私は好きなことができていますし、レアカードになるために全力疾走している最中です。
10年後、自分の年齢を踏まえてどのようなライフスタイルを送ってたいのか。
そこをしっかり考えて、一緒に市場価値を高める訓練をして進化していきましょう!